銃(2018)

銃

銃を持ってしまった

芥川賞作家・中村文則の同名デビュー作を武正晴監督のメガホン、村上虹郎と広瀬アリスの主演で映画化。友人たちと青春を謳歌していた大学生の西川トオルは、ある日、雨が降りしきる河原で一丁の拳銃を偶然拾った。それは普通では考えられない出会いだった。銃を手に入れたことで、トオルの心は言い知れぬ高揚感を覚えるようになっていく。大切に家に保管してある銃を持ち歩き、外の街に出る。その緊張とスリルはトオルに今までにない満足感を与えた。トオルは同じ大学のヨシカワユウコにも興味があったが、いつしか銃の存在感がトオルの中で圧倒的な位置を占めるようになっていく。そんなある日、トオルのもとに刑事が突然やってくる。

原題: / 製作:日本(2018年) / 日本公開日:2018年11月17日 / 上映時間:97分 / 製作会社: / 配給:KATSU-do、太秦 

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映画「銃」予告編<館回り・テアトル新宿版>
広瀬アリス、善悪がわからなくなってしまった!? 映画『銃』単独インタビュー

(C)吉本興業


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★【スタッフ】
監督:武正晴(関連作品:『嘘八百』)
脚本:武正晴、宍戸英紀
撮影:西村博光
音楽:海田庄吾

★【キャスト(キャラクター)】
村上虹郎(西川トオル)、広瀬アリス(ヨシカワユウコ)、日南響子(トースト女)、新垣里沙(隣の母)、岡山天音(ケイスケ)、後藤淳平(警官)、中村有志(ヤマネ)、日向丈(トオルの実父)、片山萌美(トオルの実母)、寺十吾(萩原啓一郎)、サヘル・ローズ(駅前のウエイトレス)、山中秀樹(テレビキャスター)、リリー・フランキー(刑事)、村上淳

★【インタビュー】
・武正晴監督「普通なら“電車の中で人を撃ってもいいの?”となるところを、鉄道会社さんもニコニコしながら“どうぞ~!”って協力していただいたので、そういう方たちに対してもちゃんと報いたいという思いもあって。キャストもスタッフも本当に頑張ってくれました」
・広瀬アリス「クランクイン前から武監督に、“この作品のなかで唯一、彼に救いの手を差し伸べてくれる天使のような存在であってほしい”と言われていました」

★【評価】

IMDbRotten TomatoesMetacritic
??/10??%??
映画.comYahoo! 映画Filmarks
3.2/5.0???/5.003.5/5.0
フリムビ2独自ランキング
B(ベターな良作)

★【感想・批評】

●無料ホームシアター 
村上虹郎ってやっぱり存在感がものすごいし、カリスマ性がある。これは才能だな。ただのカッコいいアイドルみたいに振る舞っているそこらへんの俳優とは違うもの。凶器って存在自体がやっぱり人の命を奪うことに特化した合理的な物体だと思うのは明確なので、それを美しいとかかっこいいとかある種の信仰的な対象に格上げしてしまうのはやっぱり機能美的な意味で当然といえるだろうな。これはあくまで日本の銃に対する思想あってこその映画です。
●映画フリー 
痺れた。最後の、色付く現実や崩れ歪んでいく音。「もう少しなんだけどな…」という絞りだした言葉。それでも尚、笑顔で銃に弾を詰めようとする赤く染まった無気力で意志の一定化した手の動き。衝動、好奇心、狂気、達成感。そして暗転後の普段の日常と変わらないアナウンスが流れる静かな余韻。映画としての面白さと魅力が満たされている空気感だった。こういう緩急の付け方が考えさせる余韻をつくるのであり、邦画では珍しいシリアスさだった。
●VIDEOEYNY 
変なタイトルですが、まさに「銃」なのです。じゅう、GUN。‪もともと感情を表に出すタイプではなく少々拗らせ自分を達観気味に見ていた、社会から浮いていた主人公・西川が銃を手にし欲や衝動に溺れ抑えが効かなくなる様子がとてもリアル。言わば彼の人間らしさを引き出し糧を与えたのがたまたま銃であったというだけで、銃の危険性とか、そういう社会問題の話ではありません。銃が人の心を映す鏡のアイテムになっているのです。銃の新しい切り口でした。