ハナレイ・ベイ

ハナレイ・ベイ

伝えたい、愛しているかを。

2005年に発表された村上春樹の短編小説集「東京奇譚集」に収録された同名小説を吉田羊、佐野玲於、村上虹郎のキャストで実写映画化。シングルマザーのサチは残酷な知らせを受ける。その悲報とは、息子タカシがハワイのカウアイ島にあるハナレイ・ベイでサーフィン中に獰猛なサメに襲われて亡くなったというものだった。ハナレイ・ベイに飛び、タカシと無言の対面を果たしたサチは息子が命を落とした海岸へ向かい、本を読んで時間を過ごした。それ以来、タカシの命日の時期になると、サチはハナレイ・ベイを訪れ、同じ場所にチェアを置いて数週間を費やすのが恒例となった。そして10年が経過し、サチは偶然出会った2人の若い日本人サーファーから「赤いサーフボードを持った右脚のない日本人サーファーがいる」という話を耳にする。

原題:ハナレイ・ベイ(「ハナレイベイ」) / 製作:日本(2018年) / 日本公開日:2018年10月19日 / 上映時間:97分 / 製作会社: / 配給:HIGH BROW CINEMA 

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映画『ハナレイ・ベイ』予告

(C)2018「ハナレイ・ベイ」製作委員会


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▼作品をより深く知る▼

★【スタッフ】
監督:松永大司(関連作品:『オトトキ』)
脚本:松永大司
撮影:近藤龍人
音楽:半野喜弘

★【キャスト(キャラクター)】
吉田羊(サチ)、佐野玲於(タカシ)、村上虹郎(高橋)、佐藤魁(三宅)、栗原類(尾崎亮)

★【評価】

IMDbRotten TomatoesMetacritic
??/10??%??
映画.comYahoo! 映画Filmarks
3.1/5.0???/5.003.6/5.0
フリムビ2独自ランキング
B(ベターな良作)

★【感想・批評】

●無料ホームシアター 
普段自分があまり見ないタイプの映画なのですが、観て良かったと安堵した作品で、こういうのに出会えると、映画の面白さがわかってきていいもんですね。ハナレイの大自然の中で息子を失った女性が、複雑な思いを紐解きながら現実と向き合い、踠き、心の整理を徐々につけていく。明快さはないけど、色んなことに翻弄されながらも毎日を暮らしていく人生を愛おしく見つめ直し、それで少しだけ前を向けたらそれでOKじゃないかと思う。
●映画フリー  
映像もCMみたいで綺麗だったので、ただ眺めているだけでも楽しいかと。息子の死をずっとどこかで受け入れられず、毎年ハナレイベイを訪れる母親。息子の霊像を求めて海岸を歩き続ける。それは人生の歩みと同じ。最初は美しい風景だけの作品だとバカにしていた。それは間違いだった。食べられた足のシーンや死んだはずの息子が生きてるかもしれないと探し回るシーンなど、人生のダークサイドを見せるような演出も面白い。
●BILIBILI 
キャストが素晴らしい。そこにまず褒めてあげるべきかと。吉田羊さんの内的に湧き上がるものが表にフツフツと溢れてってしまう様は圧巻です。見てよかった。村上虹郎さんのあのなんとも言えない感じも才能のなせる技で思わず拍手。サチの感情が爆発するところ。こみ上げてくるものをグッと堪えるみたいに喉の奥の音が聞こえたり、作品的にセリフが少ない部分をカバーするテクニックが随所に光る、決められた一発ですっかりKOでした。