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菊とギロチン

女相撲が叩きつける青春群像劇

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瀬々敬久監督が、『ヘヴンズ ストーリー』以来8年ぶりとなる自身のオリジナル企画として手がけた青春群像劇。プロデューサーは坂口一直、石毛栄典、浅野博貴、藤川佳三。大正末期、人びとが閉塞感にあえぐ関東大震災直後の社会が揺れ動いた日本。ある日、東京近郊に女力士たちに交じって、元遊女などワケあり娘が集まって構成された女相撲の一座「玉岩興行」が出現する。夫の暴力に耐えかねて家出をして女相撲に加わった経歴を持つ新人力士の花菊は、「強くなって自分の力で生きたい」という一心で厳しい練習を重ねていた。自分を鼓舞して限界に挑戦する日々。興行当日、会場には師と仰ぐ思想家の大杉栄が無残に殺害されたことへの復讐を画策するためにこの地に流れ着いた中濱鐵と古田大次郎らアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちの姿があった。格差のない平等な社会という理想を標榜する彼らは、懸命に奮闘する女力士たちの戦いぶりに魅了され、彼女たちと行動を共にするようになる。

原題:菊とギロチン / 製作:日本(2018年) / 日本公開日:2018年7月7日 / タイム:189分 / プロダクション: / 配給:トランスフォーマー 

映画『菊とギロチン』予告編

(C)2018「菊とギロチン」合同製作舎


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高評価映画はそれだけの鑑賞する価値があるということです。「菊とギロチン」ももしかしたら? 話題作だけでない、文化的・芸術的・社会的に価値のある映画に触れることで新しい扉が開けます。

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▼『菊とギロチン』の作品情報▼

★製作メンバー
監督:瀬々敬久(関連作品:『友罪』)
脚本:相澤虎之助、瀬々敬久
撮影:鍋島淳裕
音楽:安川午朗

★俳優(キャラクター)
木竜麻生(花菊ともよ)、韓英恵(十勝川たまえ)、東出昌大(中濱鐵)、寛一郎(古田大次郎)、嘉門洋子(玉椿みつ)、前原麻希(梅の里つね)、仁科あい(若錦まき)、田代友紀(羽黒桜まつ)、持田加奈子(小天龍よし)、播田美保(与那国うし)、山田真歩(小桜はる)、大西礼芳(勝虎かつ)、和田光沙(日照山きよ)、背乃じゅん(最上川せん)、原田夏帆(2代目小桜)、渋川清彦(岩木玉三郎)、嶺豪一(三治)、荒巻全紀(倉地啓司)、池田良(河合康左右)、木村知貴(仲喜一)、飯田芳(小川義雄)、小林竜樹(田中雄之進)、小水たいが(小西次郎)

★『菊とギロチン』のREVIEW

IMDb RT Mt
?? ??% ??
映画.com Yahoo! Fm
3.5 ??? 3.7
フリムビ2推奨度
B(良し)

★『菊とギロチン』の反応

●無料ホームシアター
戦前のアナーキストと、女相撲。共通点はどちらも世間からはおかしな奴らと思われていた。つまり社会から浮いた存在。それがつながりあい、何か今の日本に残そうとしている。それは映画として今作が作られたことにも通じる運命的なものではないかとさえ思う。しかも、最近も相撲業界で女性厳禁の体質の異常性が垣間見えたばかり。日本は戦争と社会経済発展を経験して変わったという。本当だろうか。大切なものは今も見失ったままではないのか。
●Mコメンテーター 
大正という時代と、女相撲という題材と思想が混ざり混沌が錯綜する。このテーマ性、見事に今のリアルを射抜いている。さすが監督。狙いが見事だ。花菊の自分のやりたいことに対する現実とのギャップ、すれ違う願い、過ぎゆく時もまた日常生活に存在するもどかしさ。しっかり青春映画にもなっているのも素晴らしい。これは意外な名作として邦画界で語り継ぐ一作ではないかとさえ思う。生きた時代を映す鏡として、観る価値はおおいにあるだろう。
●Sアナリスト
冒頭の覗き穴ショットより監督による観客へのストレートな引き込みが始まる。これは見ているんだ、ありのままの世界を、そして今のあなたたちも。そんなことを訴えるようだった。また、スポーツ映画としての迫力も美しいほどに洗練されている。たくさんの女力士が身体をはった土俵上の対戦シーンは、丁寧に撮られていて完全に集中していた。女相撲とギロチン社は格差のない平等な社会を目指すことで繋がっていた。私たちは何とつながるべきか。