危険なプロット

指導という名の心理戦

フランソワ・オゾン監督が、文才あふれる少年と彼に翻弄される国語教師が繰り広げる心理戦を描いた作品。かつて作家を目指していた高校教師ジェルマンは、生徒たちの作文を採点している最中、男子生徒クロードが書いた文章に目を留める。それは、あるクラスメイトとその家族を皮肉につづったものだった。クロードの感情あふれる文章に危うさを感じながらも、その才能にひきつけられたジェルマンは、クロードに小説の書き方を指導していくが…。

原題:Dans la maison / 製作:フランス(2012年) / 日本公開日:2013年10月19日 / タイム:105分 / プロダクション: / 配給:

映画「危険なプロット」予告

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▼『危険なプロット』の作品情報▼

★製作メンバー
監督:フランソワ・オゾン
脚本:フランソワ・オゾン
撮影:ジェローム・アルメラ
音楽:フィリップ・ロンビ

★俳優
ファブリス・ルキーニ、クリスティン・スコット・トーマス、エマニュエル・セニエ、エルンスト・ウンハウワー、バスティアン・ウゲット

★『危険なプロット』のREVIEW

IMDb RT Mt
7.4 ??% ??
映画.com Yahoo! Fm
?? ??? 3.8
フリムビ2推奨度
B(良し)

★『危険なプロット』の反応

●Mコメンテーター 
文学教師が週末に出した「休日の出来事を書きなさい」という課題。ほとんどの生徒はテキトーな定番を数行書いただけ。そんななか一人の生徒クロードだけはある友達の「普通の家庭」に憧れ念願の家庭に少しずつ潜入していく奇怪な出来事を綴っていた。クロードが関わったことで少しずつ歪んでいく普通の家庭。教師として止めなければいけないのに好奇心が勝ち、早く続きが見たいとさえ思ってしまう。観客さえもこの続きが見たくて見たくて仕方がない。
●Cレポーター 
覗き趣味の教師が、覗きを働く生徒に対して、生徒のクラスメイトの家庭内部を覗いて自分に報告するように仕向ける…このプロットが素晴らしい。毎度どういう結末をを迎えるのかを観客に疑問視させつづけ終焉にもってく脚本がぐっと魅力的だし、映像もお洒落でセンスが良くてずるい。結局、少年にのめり込んで翻弄された教師が仕事と妻を失いながらも、少年と文学を愛する同志のように語るラストシーンが印象的。変な作品だが見逃せない。
●SPACEMOV
これは映画を観る私たちの姿とも投影でき、なんだか気まずい。どうしてそんなにドラマが見たいのですか。他人事でしょう? それはあなたの歪んだ性癖なんじゃないですか。そう言われている気がして。覗きという行為へのフェティシズムを感じましたが、全世界の人類はみんな覗いているのです。SNS時代になった今。それはさらに激しくなってしまうし、避けられない。その渦中にいる自分が映画に出ていると思うとこれは強烈な皮肉なのだろう。
●STREAMANGO
すべてがちょうどいい按配で、映画の愉悦に浸ることができる、不思議な約100分。オゾン・ワールドだった。紛れもなく。実際に過激な性描写があるわけでもないのに、メタ構造と想像力を喚起する脚本が功を奏し、ぐいぐい全身が気づけば映画の沼に落ちてしまっていた。あれ、ここはどこだろう。なぜここにいるのだろう。そんな違和感。しかし、嫌な気持ちはしない。自分は変態なのか。そう思うと。これは危険どころではない、極悪なトラップだ。